2015年2月4日水曜日

カスペルスキー入れたらネットに繋がらなくなった?!

ウイルスソフトの一つ、カスペルスキーをバージョンアップしたら、突然ネットに繋がらなくなってしまいました。やっと解決したので、忘備録として記しておきます。



ずっと古いカスペルスキー2011を使って来たのですが、定義ファイルの更新もそろそろサポートされなくなる頃かと思い、重い腰を上げてやっとバージョンアップしました。有効期限が残っていれば、無料で出来ます。
(私の環境は、MacOSX10.7。カスペルスキーは、インターネット セキュリティ for Mac(2015)。)

ところが、直後からネットに繋がらなくなってしまいました。ネットサーフィンで、全てのページが見られなくなった訳ではなく、繋がるサイトと繋がらないサイトが生じてしまいました。ブラウザは、Chrome、Safari、Firefox、どれで試しても全滅です。

あれこれ調べたところ、どうやら、https://で始まるSSLで保護されているページ(ログインが必要なページ等)が見られなくなっているようです。特に、Chromeでは、検索を始め、Google系のサービスが全てアウトでした。

手順1:「ウェブ保護」の「安全な接続(HTTPS)をチェック」を無効にする

公式サポートに従って、やってみます。
http://support.kaspersky.co.jp/9719

上部のメニューバーのカスペルスキーアイコン(K)をクリックするか、アプリケーションからカスペルスキーを立ち上げ、「Web保護」をクリック。


「安全な接続(HTTPS)をチェック」のチェックを外します。


ところが、解決されませんでした!!

ちなみに、「ウェブ保護を有効にする」のチェックを外すと、スッキリ解決!! ヾ(^▽^)ノ

いやいや、これだと、ウイルスソフト入れてる意味ないじゃーん…  (´・ω・`)ショボーン

手順2:IPv6を無効化する

さらに、カスペルスキーの公式サポートでは、IPv6を無効化するように書かれてありました。
http://support.kaspersky.co.jp/10689#block1

公式では、ターミナル.appを使って、無効化するようにかいてありますが、環境設定から普通に設定しなおしてみましたが、大丈夫、できました。

システム環境設定からネットワークを選択。


接続されているネットワークを選択して、「詳細」をクリック。
有線なら「Ethernet」、無線LANなら「Wi-Fi」になるかと思います。



「IPv6の設定」を「自動」から「リンクローカルのみ」に変更。

以上で無事、ネットに繋がるようになりました。 \(^o^)/

おまけ:検証

手順1で、「安全な接続(HTTPS)をチェック」を無効にしても、大丈夫なのか?

カスペルスキーは、https://で始まる保護されているページへの、SSLプロトコルを使用した接続(暗号化された接続)をもスキャンする高性能。それが問題を起こしているようなのです。
そのような場合は、無効化しても良いと、公式サポートに書かれてありました。

以下、公式サイトより引用します。
暗号化された接続のスキャンとは

カスペルスキー インターネット セキュリティ では、SSL プロトコルを使用するネットワークトラフィックのウイルススキャンが可能です。
SSL (Secure Socket Layer) プロトコル は、ブラウザー経由でサーバーの正当性を検証し、コンピューターとサーバー間の暗号化された「プライベートな」接続を可能にします。このプロトコルは、Web サーバーとメールサーバーの両方で広く使用されています。そのようなメールサーバーの例としては、Gmail が挙げられます。
SSL 接続は、インターネット上のデータ交換チャネルを保護します。SSL プロトコルは、電子証明書を使用してデータ交換の相手を識別し、送信時にデータを暗号化してその安全性を確保します。
暗号化された接続をスキャンするために、カスペルスキー インターネット セキュリティ は必要なセキュリティ証明書を自己署名証明書に置き換えて使用します。
プログラムによっては、この自己署名証明書の受け入れを拒否し、接続が確立できないものがあります。カスペルスキーのエキスパートは、以下の場合には SSL トラフィックのスキャンを無効にすることをお勧めしています:
  • たとえば、お客様がアカウントを持つ銀行の Web ページなどの信頼できる Web リソースに接続するとき。このような場合は、銀行の証明書の正当性を確認することが重要です。
  • 接続を開始するプログラムが、ユーザーとのやり取りなしに必要な Web リソースの証明書を確認する場合。たとえば、MSN Messenger は、サーバーと安全な接続を開始するとき、Microsoft Corporation の電子証明書の正当性を確認します。

手順2で、IPv6機能を利用しない設定にしてしまっても大丈夫なのか?

そもそも、IPv6とはなんぞや?ってことですが、インターネット上の“住所・番地”にあたるIPアドレスの、新しい規格だそうです。現在のIPv4規格だとアドレスの枯渇問題があるためです。
が、サポートに問合せましたところ、現在のところ、この特殊な通信方式を使用している所はまだ殆どないため、通常のインターネットサーフィンでは、まず問題はないとのことでした。
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6 件のコメント:

  1. こんばんは。カペルスキーを無効にしたらブラウザの接続がうまくいくので、これが問題なのはわかったのですが、無効にしたら入れてる意味がなく……。どうしたらいいのか悩んで検索したら、こちらにヒントが載っていました。丁寧な記事を書いていただき、ありがとうございました!

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    1. 少し古い記事なのですが、お役に立ったのなら嬉しいです。しかし、カスペルスキーの公式サイトに行っても、説明がわかりにくい!解決法が掲載されているページにたどり着くまで大変でした。orz

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  2. カスペルスキーのサポートに連絡しても、「同じような状況が起こっていることを認識しているが、解決は何時になるかわからない」という返事で、この2ヶ月程ずっと困っていました。本当にありがとうございました。

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    1. こんにちは。サポートに連絡しても解決しなかったのですね!コメントで報告いただけて、嬉しかったです。こちらこそ、有難うございます。しかし、何のためのサポートなんだか… ┐(´〜` ;)┌

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  3. Macにはセキュリティソフトはいらないと思っていました.。nuro光に変更したらカスペルスキーが5台までOKとのこと。しばらく無視をしていたのですがしつこくメールが・・・。スマートフォンは問題なく動きましたがMac miniはネットがまともに繋がりません。貴方の情報で助かりました。有難うございました。

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    1. 少し古い記事なのですが、やはり未だに悩んでおられる人がおられるのですね。お役に立てて嬉しいです。コメント、どうも有難うございました。カスペルスキーのサポートには、ホント、もう少しわかりやすい説明をお願いしたいところですね。

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